未成熟を成熟させる文学

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予備校講師の教育論
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いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。予備校講師ハトです。本日は先日起きたばかりの出来事を簡単に書いていきます。



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本好きな生徒は毎年いる

「年々生徒の読解力が落ちている傾向にある」というのが正直な僕の感想です。そしてそれは読書量ではなく読み方が原因…といった内容を以前の記事で書きました。

とはいえ、しっかりと「読める」生徒、読書が好きな生徒も勿論一定数います。そんな生徒は

「先生がお勧めする本は何ですか」

と聞いてくることが非常に多いです。

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ハトが好きな本は…

中学生、高校生に勧めるとなると、名文学作品や僕が学生時代好きであった本がいいのかな、と感じたわけです。

僕が大抵の場合、一番に勧めるのが「夜は短し歩けよ乙女(著:森見登美彦)」です。

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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫) [ 森見 登美彦 ]
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これも以前の記事で書いたことですが、僕は活字の本をそこまで読む方ではありません。それを心配してなのか、当時学生であった僕に父親が急に手渡してきた一冊です。内容としては、とある京都の大学に通う「先輩」と後輩の「黒髪の乙女」の恋物語…なのですが、まあ文章が詩的でユーモア溢れるもので、ラブロマンスではなくファンタジーな内容といっていいと思います。



ちなみに僕の父親がこの小説を勧めた理由はほぼ間違いなく「自身の出身大学が舞台だから」でしょうね…これを書くと身バレしそうなのであまり書きたくはなかったのですが(笑)そんな彼はタイトルの由来である『ゴンドラの唄』繋がりで黒澤明監督の『生きる』をも見せてくれたことをふと思い出しました…

話が逸れました。もう1冊勧めたい本がこちらです。

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ぐうたら生活入門 (角川文庫) [ 遠藤 周作 ]
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ぐうたら生活入門(著:遠藤周作)です。遠藤周作といえば「海と毒薬」のイメージが強いようですが、実のところかなりユーモア溢れるエッセイも多く記しています。

実は、この本を僕に勧めたのも父です。今でも僕はメンタルが非常に弱い方なのですが、大学生のころはそれが今よりも強く、周囲の目が気になって生き辛い、という状況が続いていました。

そんな状況を見かねてなのか、はたまた只の気まぐれなのかは分かりませんが、この本を手渡してもらったわけです。今振り返ってみると、現在の僕の思考プロセスや世界観に大きく影響を与えてくれたことが分かります。

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本好きの世界は開けていくのみ

約一か月前のこと。校舎に通う中学生が件の質問を投げかけてきました。小中学生担当の先生から「とても本好き」という話は簡単に聞いていたので上記2冊を勧めました。

実際に僕の勧めた本を喜んで読んでくれたようで安心しました。そして、つい先日のこと…その子がまた別の本を読んでいたのでタイトルを覗いてみると…

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海と毒薬改版 (新潮文庫) [ 遠藤周作 ]
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どうやら遠藤周作の文体が気に入ったようでした。中学生には少しばかり重い内容な気もしますが、そういった現実では許容し難い世界を知ることが出来るのも文学の魅力の一つ。老婆心ながら「どれ、次は何を勧めてあげようか…」と思い、その子に「どんな文学作品が好き」なのか確認したところ

「耽美派です!!

とそれはもうにこやかに答えてくれたのでした。中学生で耽美派が好き…これはなかなかに有望な気がします。同時に、まだ成熟していない世代にも成熟した魅力を伝える文学というのもやはり素晴らしいものだと感嘆させられました。

理数系教科指導がメインですが、やはり「文」の大切さは伝えていかねば…改めて自分の使命、というと些か大言壮語ではありますが、少なくとも忘れてはいけないのは確かですね。

今回はこの辺りで筆を置きたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。



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