『物質量』をどうやって教え、理解させるべきか

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しております。
教育の呟き
スポンサーリンク

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。まだまだ自分の気持ちに整理は付いていませんが、そんなことは関係なく新年度も始まってしまいました。教えている際は自分の気持ちより生徒優先…と言い聞かせています。

さて、これまでは高校数学の話は多くしてきたのですが、実は今年度は高校化学の方が授業数が多かったりします。数学は「苦手だからこそ教えられることもある」というイメージでしたが、化学は「自分は比較的得意科目だったし何とか教えるだろう」という気持ちで授業を始めたフシがあります。というのも、あまり学校の悪口になるようなことは言いたくないのですが、どうも『学校の化学の授業が分かりにくい』という意見が非常に多いのです。

昨年から本格的に化学の授業を受け持っているのですが、確かに化学を苦手とする生徒さんは予想以上に多いものでした。そして、大抵の場合は『物質量』でいよいよにっちもさっちもいかなくなる…お決まりパターンになってしまっています。

スポンサーリンク

なぜ、学校の授業で『物質量』を理解できない生徒が多いのか

今回は問題提起をしてみたいと思うので、ちと攻めた内容を書いてみたいと思います。そもそも、よほど化学が好きでない限りは『物質量』という概念は初耳になるはずです。生徒からすればいきなりそれを理解するのが難しいのは確かです。そこで教員側としても「如何に分かりやすく伝えるか」ということがポイントになってきます。

「物質量」の指導における「イメージ化」 | 化学授業実践記録 アーカイブ一覧 | 理科 | 高等学校 | 知が啓く。教科書の啓林館 (shinko-keirin.co.jp)

新興出版社啓林館:「物質量」の指導における「イメージ化」

ところが、あくまで僕が教えている生徒限定の話かもしれませんが、どうもこの部分が学校では疎かになっていると言わざるを得ない、つまり「大事だから覚えるように」とか「わかるよね」というおざなりな教え方がされているようなのです。

これだと化学に苦手意識を持つ生徒さんは困ってしまいます。

そして、もう一つが「そもそも根拠を教えているのか」という部分です。例えば「アボガドロ定数」ですが、なぜこの定数が使われるのか…そういった部分の説明が一切学校でなされていないのではと不安になってしまうことがあります。確かに高校の化学基礎の教科書にはそういった根本があまり記述されていないこともあります。ですが、いきなり謎の数字が出てきたら生徒さんは困ってしまいますよね…

実際に授業で僕が簡単にですが様々な部分の根拠を説明すると「学校では教えてくれなかった」「学校の説明では分からなかった」という意見がかなりの頻度で出てきます。もっとも、生徒が学校の話を聞いていない可能性も否定できませんが…

スポンサーリンク

参考書を使って自分自身でも理解を深めよう

いずれにせよ、生徒自身で最終的には理解していく必要があります。そういった場合、今まで触れてこなかった未知のものを知る助けになるのが参考書です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

鎌田の化学基礎をはじめからていねいに【改訂版】 [ 鎌田 真彰 ]
価格:1,320円(税込、送料無料) (2024/4/16時点)

楽天で購入

上記の参考書が個人的にはいいのでは、と考えています。もっと初心者向けのものですと

こちらがいいと思います。どの参考書を使うにしても「なぜ」「どうして」を自分自身で理解することが大切です。これはどんな科目でも同じなのだと思います。

スポンサーリンク

『苦手克服』が苦手な生徒が多い

勿論、学校だけの責任とは思いません。これもあくまで僕の周囲だけの話なのかもしれませんが、化学をこちらの予想以上に苦手としている生徒さんが多いです。そして、一回分からないとその後の努力を放棄してしまうケースが年々多くなってきているように思えるのです。

こういった側面をどうしていくか…学校や塾を飛び越えた問題ですので悩ましいです。

いずれにせよ、化学を苦手とする生徒さんが多いのは確かです。今後時間があれば、ブログに自分なりの化学の理解の仕方、解法などを書いてみてもいいかな、と思います。それでは今回もご覧いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました