いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。予備校講師ハトです。前々からブログの記事にはしていましたが、中堅進学校の宿題の量は異常です。少なくとも僕は高校時代に宿題を課された記憶は長期休み以外にはありません。ところが、現在の教え子は修学旅行があるのにも関わらず通常と変わらない大量の宿題を課されたとか…一体学校側は何を考えているのか不思議でなりません。
どうも全国で同じ傾向がある…
『とにかく国公立志向』『学校のみでの勉強を強要(塾を否定する)』『文武両道を強制する』といったことは群馬県のみだと思ってましたが、どうもこういったケースは全国で見られるようです。
朝日新聞デジタル 連載 『宿題が終わらない』より2週間で500ページ…宿題に悩む中高生 「大量・一律」への警鐘も:朝日新聞デジタル■宿題が終わらない (3) 宿題が終わらない、難しすぎて答えを写すだけ……。中高生らの声に耳を傾け、その背景を探ると、宿題の本来のあり方が見えてきます。どういった宿題であれば、子どもの力を伸ばすことに…
これをやられる側はたまったものではありませんよね。どうして長期的に見たら生徒のためにも学校のためにもならない行動に出てしまうのでしょうか。
さて、ここまでは「予備校講師」という立場で自称進学校の在り方について批判をしましたが、生徒の立場になって考えてみると問題はそこまで単純ではない気がしてきました。
自立していない生徒が多い
現在、上記の朝日新聞の記事のように次第に「自称進学校」のやり方が問題視されてきてはいます。ですが「学校が言っているのだから正しいはず」と思い込んでしまっている生徒、保護者が相当数いるのが現実です。「何かおかしい」と思ってもそこから一歩踏み出すまでに至らないケースが殆どなのです。
確かに本来信頼すべき学校が言うことですから、普通に考えたら間違ったことを伝えているなんて気付きにくいのも分かります。ですが、そこは自分の人生。学校の方針が、もっと言えば予備校が主張していることが本当に正しいのかきちんと考えてみてほしいのです。
個人的には、群馬の中堅進学校の方針が正しいとは決して思えないのですが、かといって生徒にはこちらが主張する考えを鵜吞みにはして欲しくないのです。受け身ではなく『自分が何をしたいのか』をシンプルに考えることが出来るように…そう考えています。同僚の先生が『自らはサポーターでありたい』と話していましたが僕もそれに同意です。
「授業をする」のではなく「生徒の自立を手助けする」時代が来ています。そういった立場になれるよう努力していきます。それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
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