進路選択の責任

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教育の呟き
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いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。12月に入り、いよいよ共通テストが間近になってきました。また、推薦入試の結果も発表され始めており悲喜こもごもです。当然、自分が勤める予備校でも緊張感が強まっています。

さて、予備校という性質上、ほぼ100%の生徒が大学や専門学校への進学を前提としています。はっきりとやりたいことが決まっている生徒もいれば、当然そうでない生徒もいます。また、厳しい話ですが成績が足りず、本当にやりたいことを諦めざるを得ないことも珍しくありません。だからこそ、学生の皆さんには将来の夢や種々の職業をきちんと自分で調べてほしいのです。



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「~ならつぶしがきく」はNG!!

またまた自分語りですが、僕は工学部で大学院の修士課程を修了しています。が、しかし、この選択は結果的に間違いであったと言わざるを得ません。そもそも、以前の記事で書いた通り、僕は日本史や中国史が好きで本当はそういった研究がしたかったのです。また、理系職種を選ぶとしても、実は工学部でなく薬学部の方に興味がありました。高校生当時「HIV治療薬を作りたい」と本気で考えていました。

しかし、父親から「文系だとつぶしがきかない」「薬学部より工学部がつぶしがきく」と言われ、迷ったのですが工学部へ進学した、というわけです。今思えば、あそこで自分を貫くべきでしたね。

さて、こうやって当時の出来事を書いて父親を責めたいわけでは決してありません。真剣に考えてくれての発言だったことは理解していますし、最終決定したのは僕自身ですから。自分が予備校講師になってからも、こういった「つぶしがきくから」という心でアドバイスをしていた時期もありました。ただ、今思うとこの発想って「逃げ」になりがちなんですよね。本当にやりたいことならば、ある程度の困難を乗り越える気概だって生まれますし…ですので、今はこういった発想は捨て、兎に角生徒のやりたいことを見つけることを第一にしています。

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まずは職業を知ることが大切!!

自分のやりたいことが分からない、という人はまずは職業を調べてみましょう。本屋に行けば職業紹介の本は数多くあります。

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まずは少しでも興味を持つだけで良いのです。そこから深掘りしていくことが勉強と一緒で大切です。そして、自分のやってみたい職業に就くには文系なのか理系なのか、どの科目が必要なのか…だんだん具体性が増していくと、自分の道も明確になっていきます。こういった生徒それぞれの人生選択アドバイザーになれるよう最近心掛けています。

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大学選択もレベルだけでなくやりたいことで!!

学校や予備校というのはどうしても実績を出したいあまりに「偏差値」のみで大学選択を押し付けてしまうきらいがあります。ただ、自分はそうではなく「夢を現実にできる」選択肢を提示できるようにしています。

まだまだ完璧ではありませんが精進していきます。それでは今回もご覧いただきありがとうございました。

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