『化学重要問題集 化学基礎・化学』で事足りるというのが本音

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教育の呟き
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いきなりですが、僕は数学と物理、そして化学の三科目をメインに教えています。高校時代、一番自分の中で解きやすかったのが化学でもありました。実際に高校化学は大学以降で学ぶ内容の基本中の基本に過ぎないのも確かなので一番難易度は低かったのかもしれません。

高校時代の自分を振り返ってみると、化学に関してはほぼ『化学重要問題集 化学基礎・化学』で事足りていた、というのが正直な感想です。

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これを繰り返し解くことでセンター試験で9割、二次試験でもほぼ同様の結果を得ることが出来ました。

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僕でなくとも『化学重要問題集 化学基礎・化学』を勧める人は多い

この問題集は非常に評判が良いものです。

化学のおすすめの参考書ランキング11選を東大生が解説!【大学受験】 – スタディチェーン (studychain.jp)

スタディチェーン:化学のおすすめの参考書ランキング11選を東大生が解説!【大学受験】

【2022】化学のおすすめ参考書11冊をレベル別に紹介! (takeda.tv)

武田塾:【2022】化学のおすすめ参考書11冊をレベル別に紹介!

また、武田塾さんが書かれているように「問題量が多いためまずはA問題を」というのは正しいと思います。「B問題まで完璧にすれば殆どの大学で合格」というのもその通りに思えます。もっと言えば、B問題は旧帝大、医歯薬レベルという印象です。ちなみに僕自身も旧帝大に現役合格しているのですが、殆ど力を割いたのはA問題でした。間違いなく力は付くはずです。

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とはいえ、以前と比較して『化学が苦手』という生徒が多い

以前に「物質量」についての記事を書きました。

『物質量』をどうやって教え、理解させるべきか – ある予備校講師の呟き (hatojyukublog.com)

ここ最近の傾向で顕著なのですが「物質量が全く意味が分からない」という生徒が増加していることです。また「何molなのかは分かるけど、そこからどうやって質量を求めるのか」といった相互の関係性の理解がまるで出来ていないケースも相当数あります。

こういう話を聞いていると、正直化学の能力というよりもそもそもの思考力が不足しているのが否めないのです。

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『考える習慣』がない

ここ数年感じることですが、生徒はとにかく『結論』を求めたがる…そこまでの『過程』を軽視しがちです。しかし、これはあまり良い傾向ではありません。受験勉強だけならともかくですが、将来生きていくためには『過程』を軽視することは不可能だからです。

では、どうやってそれを身に付けるか…様々な書籍もありますが、結局のところ個人個人が意識していなければいけませんし、それを世の中全体で醸成する必要もあります。「学力の三要素」など少しずつ改革も進んではいるようですが…まだまだ課題は多いです。どうにかしたいとは思うものの個人の力では厳しいです。同じような考えの方が他にいればお話してみたいものです。それではご覧いただきありがとうございました。



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