吹奏楽部に思うこと

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予備校講師の教育論
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いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。予備校講師ハトです。現在、吹奏楽コンクールの支部大会が開催されています。生徒の中でも県大会を勝ち進んで支部大会にまで駒を進めた生徒もいます。そして、僕自身も学生の頃に吹奏楽部に所属していたのでそういった子たちと話が弾むこともあります。ですが、必ずしも良い思い出ばかりであったか、というと決してそういうわけではなく、寧ろ嫌な思い出の方が多いのが現実です。今回はこの時期になると感じることを書いていきます。

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①吹奏楽部=ブラック部活という意見

僕が学生であった頃からTV番組で吹奏楽部が取り上げられるようになり、世間一般の認知度、人気が上がっていった印象があります。それに伴って「吹奏楽部の特異性」も知られるようになったのでは、と思います。そんな中で「吹奏楽部=ブラック」というニュースがちらほら取り上げられるようになっていきました。

この「ブラック」については2つの意味があるように思えます。

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一つは「顧問の過酷さ」でもう一つは「生徒の健康」です。実際に吹奏楽部に所属していた身からするとこれらの記事の内容は真実が多いと感じます。その上で、自分自身が実際に吹奏楽部で活動していたときの嫌な記憶は「顧問、指導者のパワハラ」由来ですのでそれについてメインで書いていきます。

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自分の人間性は全て吹奏楽部に破壊された

自分自身を振り返ると「人格破綻」しているな…と恥ずかしながら感じます。すべての責任を押し付けるのは違う、と思っています。しかし、歪みをもたらしたのは間違いなく中学時代の吹奏楽部の顧問、外部指導者でした。

細かい吹奏楽部あるあるを書くと長くなってしまいますが、当時を振り返ると「合奏でいい音が出ないと『お前は他人に対する思いやりがないからだ!!』と罵られる」「発言内容が顧問の思うようでないと『お前は勉強はできるがその他がクズレベル』と言われた」なんてことは日常茶飯事でした。勿論、自分自身に至らない点があったのはあると思います。ですが、今思うとこれはパワハラですよね…

ですが、吹奏楽部って集団社会なわけです。同時に顧問がトップのヒエラルキー構造なわけです。こういったことを顧問が言うと、先輩も同級生も後輩も「ああ、あの人(僕)は人として問題なのだ」と受け止めてしまうわけです。日々自分が何か発言する際、何か行動する際「これは周りに迷惑をかけていないか」と怯える日々…気付いたら心が壊れていました。何とか今でこそ生活を出来ていますが、未だにトラウマは消えませんし周囲を信用できない状態です。

それでも、仲間と過ごした日常に良い思い出があるのは確かですし、高校の頃は他校に進学した後輩と遊んだりしていました。上記の自殺の記事を見ると「周りに助けてくれる存在はいなかったのか…」と悲しくなります…

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音楽が嫌いになる

これも悲しい話ですが真実です。まずは僕自身の話をすると、高校生になってからも吹奏楽部を続けては見たものの音楽を純粋に楽しめなくなっていたことで周囲と軋轢を生み退部、その後大学でサークルをやってみたが同じ結果に…今でも音楽を楽しみたいのに同じことになるのが怖くて足を踏み出せない形です…

そして、これまでの人生で所謂「吹奏楽名門校」出身の友人、知り合いが生まれたのですが、その半数以上が「もう楽器には触れたくない」と口を揃えて言うのです。理由を聞いていくと、どうも3つに纏められます。

まずは「燃え尽き症候群」です。やはり部活に命を懸けてきたわけですから、コンクールや最後の定期演奏会が終わると一気に空虚感がやってきたそうです。これは、ブラック部活とか関係なくあり得る話ですね。

2つ目が「目標がコンクール金賞」だったため。これは上記ニュース記事に書いてあった「コンクール至上主義」の弊害といえるかもしれません。ちなみに、これは顧問が「音楽を楽しむこと」を大事にしても起きると上記友人が語っていました。1つ目の理由とほぼ同じですね。

3つ目が「音楽が楽しめなくなった」とのことでした。これはやはり「コンクール至上主義」だと起こる、と友人知り合いが口を揃えて語っていました。その一人が「コンクールの結果しか求められなくなった自分が空しい」と呟いたことが今でも心に残っています。本来好きで始めた音楽がいつの間にか苦痛でしかなくなる…これほど悲しいことはないと思います。音楽の顧問であれば生徒を音楽嫌いにしてしまうことに罪を感じてほしい…

勿論、吹奏楽部が完全な悪ではない

ここまで吹奏楽部の悪い面を書いてきました。僕は今でも中学時代に味わったことを許すつもりはありません。ですが、それはあくまで僕の話世の中のすべての吹奏楽部が悪ではありません。実際に上記知り合いの中にも、本当に素晴らしい顧問にあったことで音楽大学で学んでいる人、同じように教員を目指している人、今でも吹奏楽やその他音楽を楽しんでいる人がいます。

ですが、成績に影響が出ていたり心身に不調を訴える生徒がいるのもまた事実。より良い部活になるよう全体で目指してもらいたいですし、そこに協力をしていきたいものです。

それでは今回もご覧いただきありがとうございました。

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